個人事業主に人気の会計ソフトと言えば、「弥生」「freee」「マネーフォワードクラウド確定申告」。
以下は、株式会社MM総研が発表している各社のシェアです。(2023年3月末)
この調査によると、最も使用されている会計ソフトは「弥生」、次いで「freee」「マネーフォワードクラウド確定申告」となっています。
各社の料金プランや機能は毎年のように変更になります。これから確定申告の準備をする個人事業主に、今一番お勧めの会計ソフトはどれなのでしょう?2023年のプランを比較してご紹介します。
【2024年】1番お勧めの会計ソフトは「弥生」
2024年、私が1番お勧めしたい会計ソフトは「弥生」です。
全ての機能が使えて1年間無料
「弥生」オンラインは、白色申告は永年無料、青色申告は1年間無料で使うことが出来ます。
「freee」と「マネーフォワードクラウド確定申告」にも無料期間がありますが、無料期間はそれぞれ「30日間」「1ヶ月間」と短いです。また、無料期間は使える機能に制限があります。
「弥生」は全ての機能が使えて1年間無料!とてもお得です。2024年1月から施行される「電子帳簿保存法」にも対応しているので安心です。
以下に、3社(弥生・freee・マネーフォワードクラウド確定申告)の料金・機能・無料期間などを詳しく比較します。
料金比較
各社とも複数の料金プランがありますが、最安値プランには制限があるので、ここでは青色申告にお勧めの基本的なプラン(中間のプラン)を比較します。
(※「マネーフォワードクラウド確定申告」→表中では「マネーフォワード」と記載)
弥生 | freee | マネーフォワード | |
プラン | ベーシック | スタンダード | パーソナル |
料金 | 17,250円(税抜)/年 | 23,760円(税抜)/年 | 15,360円(税抜)/年 |
電子帳簿保存法対応 | ○ | ○ | ○ |
公式ページ | 弥生 | freee | マネーフォワード |
上記のプランは青色確定申告に対応しており、e-Taxでの電子申告が可能です。それぞれの会計ソフトには無料期間があり、まずは無料で使い勝手を試すことが出来ます。
「マネーフォワードクラウド確定申告」の料金は、2023年12月に改訂され、上記の料金となりました。
「弥生」の方が安かったので「弥生」に乗り換えようかなと思っていたら、いつの間にか「弥生」も値上げして「マネーフォワードクラウド確定申告」より高くなってしまいました。
更に安いプランは?
「弥生」のセルフプラン
「弥生」には、全ての機能が利用できる「セルフプラン 10,300円(税抜)/年」というプランがあります。
しかし「セルフプラン」には電話・メール・チャットによるサポート機能がありません(WebFAQは有り)。
2024年1月から施行される「電子帳簿保存法」に対応しています。
「freee」のスタータープラン
「freee」には「スタータープラン 11,760円(税抜)/年」というプランがあります。
「freee」の「スタータープラン」にはメール・チャットサポートがありますが、電話サポートはありません。また、レポート機能やレシート撮影機能に一部制限があります。
2024年1月から施行される「電子帳簿保存法」に対応しています。
「マネーフォワード」のパーソナルミニプラン
マネーフォワードクラウド確定申告には「パーソナルミニ 10,800円(税抜)/年」というプランがあります。
「マネーフォワードクラウド確定申告」の「パーソナルミニプラン」にはメール・チャットサポートがありますが、電話サポートは更に高額プランの「パーソナルプラス 35,760円(税抜)/年」で提供されています。また、レポート機能や取引先の登録数などに制限があります。
2024年1月から施行される「電子帳簿保存法」には対応していますが、パーソナルミニプランの保存件数は1,000件までです。
無料期間の比較
「弥生」「freee」「マネーフォワードクラウド確定申告」の無料期間と、無料期間内に使える機能は以下です。
弥生 | freee | マネーフォワード | |
プラン | ベーシック | スタンダード | パーソナル |
無料期間 | 1年間 | 30日間 | 1ヶ月間 |
確定申告書作成 | ○ |
△ (閲覧のみ。印刷は不可) |
× |
e-Tax | ○ | × | × |
レポート | ○ |
△ (表示データに制限あり) |
△ (CSV出力不可) |
サポート |
○ (電話・メール・チャット) |
× (チャットポットのみ可) |
○ (メール・チャット) |
電子帳簿保存法対応 | ○ | ○ | ○ |
公式ページ | 弥生 | freee | マネーフォワード |
プラン内容は変更になる場合があるので、最新の情報を公式ホームページでご確認下さい。
「弥生」は全ての機能を無料で使える
「弥生」では、青色確定申告に必要な全ての機能を1年間無料で使うことが出来ます。
2025年3月15日までのキャンペーンなので、ぜひお得なこの機会に利用してみて下さいね!
「freee」「マネーフォワード」は機能に制限あり
「freee」「マネーフォワード」は、約1ヶ月間無料で試すことが出来ますが、青色確定申告に必要な機能が一部制限されています。
使ってみました
私が実際に「弥生」「freee」「マネーフォワードクラウド確定申告」を使ってみた感想を以下の記事に詳しくご紹介しています。
2024年は「弥生」がお勧め
使い勝手の好みは分かれるかもしれませんが、今年度から確定申告を始めたい方に私がまずお勧めしたのが「弥生」です。
なんと言っても無料で全ての機能を使うことが出来るので、制限のある他社に比べてストレスなく使うことが出来ると思います。
私が使っている会計ソフトは「マネーフォワード」
しかし、これだけ「弥生」を勧めておきながら、私が使っている会計ソフトは「マネーフォワードクラウド確定申告」です。
私が個人事業主になって確定申告を始めた頃は「マネーフォワードクラウド確定申告」にとてもお得なプランがあったので、私は「マネーフォワードクラウド確定申告」に登録しました。
残念ながら「マネーフォワードクラウド確定申告」の当時のお得なプランは無くなってしまいましたが、使い勝手に慣れてしまったのでそのまま使い続けています。
このページでは「弥生」のお得なプランをお勧めしましたが、「マネーフォワードクラウド確定申告」と「freee」も、とても使いやすく便利な会計ソフトです。
機能に制限はありますが、どちらも無料で試してみることが出来るのでぜひお気に入りの会計ソフトを試して見つけてみて下さいね。