
青色確定申告書には「整理番号」を記入する欄があります。
「個人番号」はマイナンバーのことですが、「整理番号」は何のことなんでしょう?調べてみました。
青色確定申告書の「整理番号」とは
青色確定申告書には、「整理番号」という番号を記入する欄があります。
整理番号は、税務署が確定申告書を管理するために付けている番号です。管轄の税務署ごとに番号が振られています。
整理番号はどこで分かる?
開業届けを出したばかりの1年目の確定申告時には、税務署から確定申告に必要な書類一式が送られてきます。

この書類の中には青色確定申告書も含まれています。送付された青色確定申告書の該当箇所には、最初から「整理番号」が印字されています。
税務署から送付された青色確定申告書を使用して確定申告する場合には、そのまま提出すれば良いので問題ありません。
「整理番号」は毎年同じ
初年度の確定申告は良いのですが、翌年以降は税務署から確定申告書が送付されない場合があります。その場合は、何の番号を書いたら良いのか分からなくなってしまいますよね。
私は、無料記帳指導に来てくれた税理士さんに質問しました。
住所や管轄の税務署が変わらない限り、整理番号はずっと同じだそうです。確定申告をすると、控え(確定申告書のコピー)を返してもらえるので、翌年以降は、前年の控えに書かれている整理番号を記入します。

分からなければ書かなくてもOK!
「昨年の控えを失くしちゃった!」とか、「引っ越しして税務署の管轄が変わった」などの理由で、整理番号が分からない場合もありますよね。
そんな時は、何も書かずに提出してOKです。税務署が付与する番号なので、私達が管理する必要はありません。確定申告書の「整理番号」の記入は必須ではなく、任意です。
なぜか説明がない、「整理番号」
確定申告書の書き方は、【国税庁】確定申告書特集に掲載されています。
そこで私は「整理番号についてはどんな風に書かれているのかな?」と思い、【国税庁】確定申告書特集ページ内の申告書B様式 手引きを見てみました。
驚いたことに、そこには何の説明もありませんでした。
例えば「整理番号はこの書類で確認できます。」とか「整理番号の記入は不要です。」とか、何か一言説明が欲しいと思うのは私だけでしょうか。
どうして何も説明がないのか、謎です。
いずれ無くなる?整理番号
個人番号(マイナンバー)制度が始まったので、整理番号はもう必要のない番号だと思います。
「翌年以降送付不要」欄がいつの間にか無くなったように、「整理番号」欄もいつの間にか消えるかもしれませんね。
