確定申告・記帳

事業用の銀行口座が2つある場合。口座から口座へ預金を移動する時の仕訳方法

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通帳

今年(2019年)の確定申告書の作成で、私がつまづいたことの備忘録です。

私は今年、それまで事業用に使っていた銀行口座を解約して、新しい銀行口座に預金を移動しました。その時の仕訳(記帳)方法についてです。

銀行口座Aから銀行口座Bへ。預金の移動の仕訳

事業用に2つの銀行口座(銀行口座A銀行口座B)を所有しているとします。

銀行口座Aから銀行口座Bへ、預金1,000円を移動した場合の仕訳方法は、以下です。

借方 貸方
普通預金 銀行口座B 1,000円 普通預金 銀行口座A 1,000円
すみれ
すみれ
銀行口座Bの預金が1,000円増えて、銀行口座Aの預金が1,000円減ったことを一行で書いて良いんだね。
バブちゃん
バブちゃん
なんだ、簡単!

自動仕訳の場合は重複に注意

会計ソフトを使用して預金の自動仕訳を行っていると、預金の移動は重複して仕訳登録されてしまう場合があります。

銀行口座Aから預金が引き出された時点での仕訳と、銀行口座Bに預金が振り込まれた時点での仕訳です。同じ仕訳が2回登録されてしまうことになるので、重複した仕訳は削除しましょう。

【私の失敗】事業主借・貸で仕訳してしまった

今年の確定申告書を試しに作成してみようと、私は会計ソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」の確定申告書ボタンをクリックしました。




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すると、出力された貸借対照表になんだか違和感を感じました。

すみれ
すみれ
やけに事業主借・貸の金額が多いな?

昨年は収入が少なかったのに、事業主貸が数百万円になっていました。「こんなに使ってるわけないのに・・なんだこれ?」

仕訳帳をじっくり眺めてみるとその原因が分かりました。私は銀行口座間の預金の移動を、「事業主借」と「事業主貸」で記帳していたんです。

例えば、銀行口座Aから銀行口座Bへ、預金1,000円を移動した場合の仕訳はこんな感じでした。(※以下の仕訳は間違っているので、絶対に真似しないで下さいね!)

借方 貸方
事業主貸 1,000円 普通預金 銀行口座A 1,000円
普通預金 銀行口座B 1,000円 事業主借 1,000円

私の頭の中はこんな風になっていました。↓

事業主が銀行口座Aから預金を引き出す(事業主貸)

事業主が銀行口座Bへ預金を振り込み(事業主借)

こうすると、口座間の預金の移動を行うたびに事業主借・貸が増えてしまいます。その結果、貸借対照表に多額の事業主借・貸が記載されてしまったのです。

すみれ
すみれ
定期預金の解約も事業主借・貸で仕訳しちゃったので、金額が大きくなっちゃったよ。

というわけで、自分の銀行口座から自分の銀行口座へ預金を移動するときは「事業主借・貸は使わない」ということを学びました。簿記知識が足りない私。ちゃんと調べてから記帳しないとだめですね!

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