iDeCo(イデコ)のメリット・デメリット!節税しながら自分年金を作ろう

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イデコ

iDeCo(イデコ)とは確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)のこと。国からもらう国民年金の他に、個人で投資をしながら積み立てていく年金です。

iDeCo(イデコ)は投資の商品のひとつなのですが、普通に銀行窓口で投資信託などを申し込むよりも手数料が安く、掛け金を所得控除することが出来るのが特徴です。

iDeCo(イデコ)とは

iDeCo(イデコ)は、節税しながら年金を増やすことのできる、国の制度です。

すべての人が加入することが出来るので、厚生年金がもらえない個人事業主や「年金が少なくて心配!」という専業主婦、サラリーマンも加入することが出来ます。

公式ホームページはこちら。→【確定拠出年金教育機構】iDeCo(イデコ)ナビ

すみれ
すみれ
とても分かりやすいホームページなので、ぜひ一読を。

iDeCo(イデコ)のメリット

iDeCo(イデコ)には、以下のメリットがあります。

1. 掛け金がすべて所得控除できる。

2. 投資で得た利益がすべて非課税になる。

3. 月額5,000円から始めることができる。

4. 銀行の窓口で投資信託を購入するより、手数料が安い。

掛け金がすべて所得控除できる

iDeCo(イデコ)では掛け金がすべて所得控除できるので、個人事業主の節税対策にとてもお勧めです。掛け金には職業によって上限が決められています。

職業 上限金額
公務員 月額1万2,000円
会社員(企業年金あり) 月額1万2,000円・2万円
(企業年金の種類によって異なる)
会社員(企業年金なし) 月額2万3,000円
専業主婦(夫) 月額2万3,000円
自営業 月額6万8,000円
(国民年金基金や付加保険料と合わせて6万8,000円が限度)

個人事業主の場合、上限の月額6万8,000円をiDeCo(イデコ)に積み立てておけば、年間で6万8,000円×12ヵ月 = 81万6,000円も所得控除できます。

また、掛け金が多いほど投資の利益も期待できるので、個人事業主にとっては一石二鳥の制度です。

職種によって掛け金の上限が決められていますが、月額5,000円から1,000円単位で自由に掛け金を設定することが出来るので、無理のない金額で始めることが出来るのも良いところです。

バブちゃん
バブちゃん
途中で払えなくなったらどうしよう?
すみれ
すみれ
1年に1度、掛け金を変更することが出来るから大丈夫。休止・再開もいつでもできるよ。

少し前に「老後資金2,000万円問題」でマスコミが賑わっていましたが、今はもうコロナウィルスの報道ばかりで忘れられてしまっていますね。

道
老後資金2,000万円問題の資料を読んで思うこと。自分と家族の未来を考える老後資金2,000万円問題の資料を読みました。とても興味深く、生き方を考えさせられる内容でした。...

iDeCo(イデコ)は老後資金の対策の一つとして有効な制度の一つです。

投資で得た利益がすべて非課税になる

投資した結果得られた利益は、非課税です。

月額5,000円から始めることができる

iDeCo(イデコ)は、月額5,000円から始めることが出来ます。少額から始めることが出来るので、収入のない専業主婦でもお小遣いで始めることが出来ます。

ただし、投資には手数料がかかることに注意が必要です。

例えば、ideco(イデコ)の運用にかかる手数料が毎月200円だったとします。ということは、掛け金の4%が手数料として消えていっていることになります。

掛け金5,000円、手数料200円。

※掛け金の4%が手数料

iDeCo(イデコ)の運用で4%以上の利益が出なければ、損してしまいます。これでは意味がないので、手数料で損するような少額の投資はやめたほうが良いでしょう。

バブちゃん
バブちゃん
損しない掛け金はどのくらい?

例えば月額1万円で手数料が200円の場合は、掛け金の2%が手数料です。

掛け金10,000円、手数料200円。

※掛け金の2%が手数料

iDeCo(イデコ)の運用で2%以上の利益が出なければ、損してしまいます。しかし2%の運用益は不可能な数字ではないので、利益が出そうな掛け金だと言えると思います。(必ずではありませんが、だいたい運用益は3%くらいを想定する場合が多いようです。)

銀行の窓口で投資信託を購入するより、手数料が安い

「将来のために投資信託を始めてみよう!」と思って銀行の窓口に行くと、色々な商品を紹介されます。このとき気付きにくいのが、手数料。

iDeCo(イデコ)は、銀行の窓口で購入するよりも安い手数料で投資信託を購入することが出来ます。

税金だけでなく色々と優遇されているので、投資を始めるならまずiDeCo(イデコ)を検討してみるのが良いと思います。

iDeCo(イデコ)のデメリット

iDeCo(イデコ)には、以下のデメリットがあります。

1. 60歳まで引き出すことが出来ない。

2. 掛け金が少額の場合、利益より手数料が上回る場合がある。

3. 投資なので、元本割れのリスクがある。

4.引き出すときには課税される。

60歳まで引き出すことが出来ない

iDeCo(イデコ)は年金として積み立てていく資産なので、60歳まで引き出すことが出来ません。

急にお金が必要になっても、iDeCo(イデコ)の資産を使うことが出来ません。

生活費や教育費など色々な出費を予測した上で、余剰資金をiDeCo(イデコ)で運用するのが良いでしょう。

掛け金が少額の場合、利益より手数料が上回る場合がある

月額5,000円という少額で運用を開始することが出来るのがiDeCo(イデコ)の良いところですが、運用するには金融機関の手数料がかかります。

上述しました(→iDeCo(イデコ)のメリット:月額5,000円から始めることができる)が、手数料で損するような少額の投資はやめたほうが良いでしょう。

投資なので、元本割れのリスクがある

iDeCo(イデコ)は自分で金融商品を選び、投資信託などを運用する投資です。投資の方法によっては、掛け金が減ってしまう元本割れのリスクがあります。

引き出すときには課税される

iDeCo(イデコ)は掛け金や運用の利益に税金がかかりません。掛け金はすべて所得控除することが出来るので、個人事業主の節税にお勧めです。

ただし、60歳になって引き出すときには、所得として税金がかかります。

受け取り時は「公的年金等控除」「退職所得控除」が適用されるので、普通の所得税より税金が安く設定されています。

私も始めたいけど収入が・・

個人事業主が老後に受け取れる年金は国民年金だけなので、老後が不安です。その金額はなんと、月額55,244円(平成27年度国民年金の老齢年金)です。

「5万円でどうやって生きて行けというんだ?」と思いますよね。

だから私もiDeCo(イデコ)の加入を検討してみようと思っています。

すみれ
すみれ
でもどんどん収入が減ってるからな・・。これからどうしよう。

iDeCo(イデコ)を始めたら毎月決まった額を支払わなくてはいけないので、安定収入を得たいところですが、今の私には難しい・・。

お金のことを考えると気分が滅入ってきますが、これからどうするのか、自分の未来を考えていかなくてはいけないと思うこの頃です。

パートの主婦やお小遣いに余裕のある専業主婦の方も、老後資金を作るためにiDeCo(イデコ)を検討してみるのは良いと思いますよ!

ちなみに私が読んで参考になった本はこちらです。↓

読んでいる途中で3回寝落ちしましたが、なんとか最後まで読みました。お金の計算の話になると、途端に眠気が押し寄せてくるのは何故なんでしょう。

iDeCo(イデコ)を始めるには投資について少し勉強が必要です。眠気と闘いながら、将来のために色々と考えてみようと思います。