
e-Tax(イータックス)というシステムを使うと、自宅のパソコンから確定申告・納税することができます。e-Tax(イータックス)を使うためには、マイナンバーカードとマイナンバーカードリーダーが必要です。
しかし、マイナンバーカードの普及が進んでいないことから、マイナンバーカードが無くてもe-Tax(イータックス)を利用できる制度が始まることになりました。
e-Tax(イータックス)は準備が面倒
現在、e-Tax(イータックス)というシステムで、納税者は自宅のパソコンからインターネット経由で確定申告や納税を行うことができます。
しかし、e-Tax(イータックス)を使うためにはマイナンバーカードを取得し、マイナンバーカードリーダーを購入する必要があります。
取得したくない、マイナンバーカード
2018年5月時点でのマイナンバーカードの交付率は、全人口の11%です。
マイナンバーカードは、日本国民一人一人に与えられた個人番号と紐付けられています。これ一枚あればe-Tax(イータックス)で確定申告や納税ができたり、コンビニで住民票を取得できたりします。便利ではあるのですが、必要かどうかはとても疑問です。
マイナンバーカードを紛失した場合のリスクを考えると、私は取得する気になれません。マイナンバーカードは個人情報と紐付いているため、色々な情報が漏れてしまいそうで不安です。
購入したくない、ICカードリードライタ
e-Tax(イータックス)を使うためには、マイナンバーカードだけでは不十分です。マイナンバーカードを読み取る為の、ICカードリードライタという機器が必要です。
ICカードリードライタは自分で購入しなくてはなりません。
2019年より、マイナンバーカードが無くてもe-Taxの利用可能に!
たぶん私のような方が多いのでしょう。なかなか進まないe-Tax(イータックス)の普及に対して、国税庁はマイナンバーカードとICカードリードライタが無くてもe-Tax(イータックス)を使える制度を始めることにしました。
ID・パスワード方式ならマイナンバーカードを取得しなくても、ICカードリードライタを購入しなくてもe-Tax(イータックス)が使えます!この制度は2019年1月から開始されます。
事前に税務署での本人確認が必要
ID・パスワード方式を利用するためには、本人確認のため税務署に行きIDとパスワードを発行してもらわなくてはなりません。
だから、やっぱり税務署に行きたくないよ。

スマホからもe-Taxの利用可能に!
2019年1月からは、スマホでも国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を利用出来るようになります。
私はスマホで文字入力するのが苦手なのですが、スマホに慣れている方には便利ですね!
マイナンバーカードってもう必要ないの?
私は「マイナンバーカードが無くてもe-Tax(イータックス)が利用出来るようになるんだ!ますますマイナンバーカードは必要ないな!」と思いましたが、実は違います。
この制度はe-Tax(イータックス)の利用率を上げるための一時的な対応策であり、いずれ廃止するようです。
政府はマイナンバーカードの普及を掲げており、カード不要の新方式は暫定的な対応と位置づけている。
※引用:北海道新聞 2018/08/09の記事より
政府としては、なんとかしてマイナンバーカードを普及させたいんですね。それと同時に、e-Tax(イータックス)による電子化を進めて税務署の事務作業を減らしたいのでしょう。
わざわざ税務署に行かなくても、マイナンバーカードリーダーを購入しなくても、もっと簡単にe-Tax(イータックス)を利用できるようにして欲しいですね!