先日、ふたつの封筒が我が家の郵便受けに届きました。明らかに、嫌なお知らせ。怖くてしばらく開封できませんでした。
国民健康保険と、地方税
届いたのは、国民健康保険と地方税の納税通知書です。
私は、昨年11月に所得が130万円をちょっぴり超えたので、夫の社会保険の扶養から抜けました。その結果届いた今年の納税額は・・。
国民健康保険料が年間12万円くらい、地方税が年間4万円くらいでした!
しょうがないので支払おう
国民健康保険料は口座振替にしているのですが、地方税はコンビニで1年分をまとめて支払うことにしました。
というわけで、思い心と足を引きずり、近所のコンビニで地方税を納税してきました。
社会保険料の記帳方法は?
地方税を支払ったので、帳簿に記帳します。記帳方法は、以下です。
日付 | 借方 | 貸方 |
6月18日 | 事業主貸 4万円 | 普通預金 4万円 |
事業用の銀行から引き出した4万円をそのままコンビニで支払ったため、貸方は「普通預金 4万円」と記帳しています。
社会保険料は「事業主貸」!
事業に必要な税金として会社が支払う税金と、事業主が自分のために支払う社会保険料は分けて考えます。
だから事業費から私(事業主)に対して「貸す」お金。「事業主貸」になるんだよ。
社会保険料は所得控除しよう!
「事業主貸」として記帳した社会保険料の支払いは、事業の経費にはなりません。その代わり、「社会保険料控除」として所得から控除することができます。
私が使っている会計ソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」の場合で説明します。
ホーム画面メニューの「決算・申告書」→「確定申告書」をクリックします。
表示された画面上部のメニュー「所得から差し引かれる金額」をクリックします。
表示された画面の真ん中あたりに、社会保険料を入力する箇所があります。ここに自分の支払った社会保険料を入力します。(私の場合は、「地方税 40,000」を入力。)
「計算」ボタンを押すと、所得からの控除額が表示されます。また、自動的に確定申告書に転記されます。
16万円 × (※)5% = 8,000円だね!
(※)5%は、私の税率です。税率は、国税庁のホームページに掲載されています。→【国税庁】所得税の税率
「事業主貸」と「租税公課」の違い
社会保険料の支払いを記帳するとき、間違いやすい勘定科目が「租税公課」です。
事業にかかる税金は「租税公課」
「租税公課」とは、事業の必要経費として認められる税金のことです。
・個人事業税
・固定資産税(事業のための保有資産のみ)
・印紙税
・商工会費
など
例えば、個人事業税として4万円を納税した場合の記帳方法は、以下のようになります。
日付 | 借方 | 貸方 |
6月18日 | 租税公課 4万円 | 普通預金 4万円 |
このとき、租税公課は経費として計上することができます。
個人の社会保険料は「事業主貸」
うっかり間違いそうな、社会保険料の勘定科目。個人の社会保険料は「事業主貸」で記帳することを覚えておきましょう!